「里帰り出産ってどのくらいお金がかかるの?」
里帰り出産は、産前産後の大変な時期に実の親の手助けが得られるので、ママは肉体的にも精神的にも助かります。ある調査によれば4割ほどのママが里帰り出産をしているそう。でも里帰り出産はどのくらい費用がかかるんだろう?と不安に思うママも多いようです。そこで、里帰り出産でかかる費用についてご紹介します。
里帰り出産でかかる費用とその目安
里帰り出産はパパとママが別々に暮らすことになりますので、生活費が二重に発生します。主な費用としては次の通りです。
- 出産の際の入院費
- 交通費
- 夫の生活費
- 妻の生活費
- 赤ちゃんのオムツやミルク代
出産の際の入院費は直接支払制度が使えるかチェック!
入院費は産院によって異なりますが40万円から50万円程度かかるのがおおよその目安。里帰り出産の場合に気を付けたいのが、出産育児一時金直接支払制度が使えるかどうかです。
出産育児一時金直接支払制度は、加入している健康保険組合から病院側に直接出産育児一時金が支払われる制度。
会社の健康保険に加入している場合は会社や加入の共済で手続きをします。一方、国民健康保険の場合には住んでいる市町村役場の窓口での手続きが必要になります。この場合、里帰り出産は代理人による申請になります。事前申請も受け付けていますが、予定日の1か月以内でないと手続きできないので、里帰り出産には向きません。直接支払制度を利用していない産院だと、あらかじめ分娩費用を用意しておくことになります。
直接支払制度を利用しているかどうかは産院によって異なるのであらかじめ確認しましょう。
交通費
里帰り先が遠方だと、飛行機代や新幹線代などが必要になります。ママが行って帰ってくる費用、パパが会いに来たり迎えに来たりと何人でどのくらい移動するのか、あらかじめ予算を立てておくといいでしょう。
夫の生活費
夫が自宅に残るのであれば夫に生活費を渡しておきます。夫が自分の実家に世話になるなら夫の実家に生活費として包むといいでしょう。
夫の食費は外食や弁当が増えることを考慮して1日1500円程度で考えておくといいでしょう。光熱費、水道代は日中仕事でいないならそれほどかかりませんし、日用品も1人ならあまり減らないでしょうからストックがあれば十分です。
ただ、妻の里帰り中は、付き合いの回数が増えます。ママとしては「私が大変なのに遊び歩くなんて!」といいたくなるかもしれませんが、多少羽を伸ばすくらいは許してあげましょう。いつも飲み代にかかっている費用に多少プラスしてあげてください。
おおよその目安として全部で1か月5万~6万円はみておいたほうがいいでしょう。
夫の実家に世話をお願いするのであれば、食費として実家に2~3万円程度渡すのが相場のようです。
妻の生活費と実家へのお礼
妻の生活費は実家に世話になるので1か月2~3万円でみておくといいでしょう。生活費は実家についてすぐに渡してしまいましょう。いつ渡そうかと気をもむよりはいいのではないでしょうか。
ママと赤ちゃんが増えると目に見えて増えるのが水道代です。入浴や洗濯ものが増えるので、1か月に3000円から5000円増えるのも普通ですので、このあたりのことも考慮しておきましょう。
実家へのお礼をどうするかは地域の慣習などもありますので、実家や家族と相談するといいでしょう。生活費を目安に渡すのが一般的なようです。
赤ちゃんのオムツやミルク代
赤ちゃんのおむつ代やミルク代は意外にかかるものです。
ミルク代はママの母乳の出具合によって不要になることもありますが、完全母乳にできるまでには3週間くらいかかるのが一般的。その間はミルクを足すことになります。
生後1か月までの赤ちゃんが完全ミルクだと大きい缶で2~3缶は必要になります。1缶3000円だとして6000~9000円をみておくといいでしょう。
おむつ代も新生児は日に10回以上取り換えるのが普通です。紙おむつの場合、1枚15円として1か月で4500円程度。おしりふきが1枚2円1回につき3枚使うとして1か月1800円。合計で6300円になります。
おむつやミルクの買い出しを実家に頼むなら1か月1万5000円くらいを渡しておくといいでしょう。
意外とかかる里帰り費用
いかがでしたか?意外といろいろかかるものだなぁと思った人も多いのではないでしょうか?生活が2つに分かれるのでその分二重にかかります。赤ちゃんが生まれることで赤ちゃんにかかる費用も発生します。完全に実家に頼る!という人もいるかもしれませんが、大人である以上、礼儀としてきちんと渡しておきたいものですね。
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