子供にとって弟や妹が産まれることは大人が想像する以上に不安になることです。下の子が産まれるにあたって上の子の赤ちゃん返りが心配になるママも多いですよね。ママ自身に下に弟妹がいなかったり、弟妹が産まれたときのことは忘れてしまっているものなので、どう対応していいかわからないことも。上の子の赤ちゃん返りの対応法をご紹介します。
気を引くため?嫌がることばかりするんだけど…?赤ちゃん返りっていつまで続くの?
3歳~4歳くらいの子供によくある赤ちゃん返りが、ママの嫌がることばかり繰り返してしまうということ。飲み物をこぼしたり、スーパーや道端で泣き叫んで暴れたり。ママからするとわざとやっているようにしか見えないようなことばかり…。どうすればいいのでしょうか?
子供が下の子が産まれるまではできていたのにできなくなった、やらなくなったことをみると、わざと嫌がることをしているように思えますよね。ママとしてはどうやってその行動をやめさせるか、ということに気持ちが向くもの。
どうしてそんないやがらせをするの!自分でできるでしょ!
とつい怒鳴りたくなる気持ちはわかります(自分も言ってしまったことがあります…)。でも、ちょっと立ち止まって、どうしてそんなことをするのか原因を考える心の余裕をもってみましょう。
赤ちゃんが産まれると、1から10まですべてのお世話をしてあげないといけない赤ちゃんと比べて自分で2~3くらいまでできる上の子がとてもお兄ちゃん、お姉ちゃんに見えるもの。年齢以上に大きく見えてしまうのです。
「自分でしなさい」という前に、まだ〇歳なんだ、と思って接してあげてください。「駄々をこねたり、困ったことをするのは寂しくて不安なんだ」と子供の気持ちに寄り添ってあげて、寂しい気持ちを受け止めてあげましょう。
できるだけ上の子との時間をもつようにして「大好きだよ」とか「赤ちゃんのお世話で忙しいけどもっと抱っこしてあげたいんだよ」など何度も繰り返して言ってあげて。そして、自分のことをひとりでできたり、赤ちゃんのお世話をしてくれたら「えらいね」などたくさん褒めるといいでしょう。
赤ちゃん返りをしてしまったらいつまで続くんだろう…?と不安になりますが、子供の気持ちを受け入れて安心させると、そのうちにおさまります。というより、気づいたときには収まっていた、という感じでしょうか。いずれにせよママが心の余裕をもつことが大切ですね。
赤ちゃんの気分に浸らせる&お兄ちゃんお姉ちゃん感をもたせる
子供が赤ちゃん返りをしたときには真逆のことをするのがおすすめ。ひとつは赤ちゃんが二人になったと思って思いっきり赤ちゃん気分に浸らせることです。抱っこして!といってきたときは、赤ちゃんと同じように抱っこしてあげて赤ちゃんの気分を味わわせてあげます。
もうひとつは、お兄ちゃんお姉ちゃんの自覚をもたせることです。本人としても、自分はもう赤ちゃんじゃないことはわかっているもの。自分のことがひとりでできたり、赤ちゃんにやさしくできたら、「さすがお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね」とほめてあげると成長感をもてるようになり、次第におさまっていきますよ。
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