「赤ちゃんや子供の耳掃除ってどうやればいいの?」
「子供が嫌がるし、傷つけそうで怖い…」
赤ちゃんや子供の耳が汚れていると気になりますよね。耳掃除はどのくらいの頻度でどのようにやればいいのでしょうか。
耳掃除のやりすぎは禁物!やらなくても大丈夫!
耳掃除はスッキリするので好き!という人も多いのではないでしょうか。私も何種類か耳かきをもっていて週に1回は耳掃除をしています。ですが、2017年1月にアメリカの耳鼻咽喉学会のガイドラインで過度な耳掃除をやめるように警告されました。耳掃除自体が耳のトラブルのもとになっているからだそうです。
耳「垢」という言葉ですが、耳垢は本来耳の中に必要なもので、耳の中を虫や細菌から守ってくれています。耳垢がないと湿疹や炎症を起こしやすくなり、ひどい場合にはカビが生えることも!
また、耳掃除をすることで耳垢を奥に押し込んで耳の奥が詰まってしまったり誤って鼓膜を傷つけてしまうこともあります。
さらに、耳掃除で刺激を与えすぎると、耳垢腺からの分泌物が増え、かえって耳垢が増えてしまうこともあるので要注意です。
耳にはもともと耳垢を外へと出す機能があり、食事やあくびなどであごを動かす度に徐々に耳の外へ出ていきます。そのため耳掃除はやらなくても大丈夫なのです。子供が暴れる、嫌がるなら無理にやる必要はありません。
ただ、人によっては耳垢が外に出にくい人や、耳垢がべとべとしている人は耳垢が詰まりやすいので掃除をする必要があります。
耳掃除は1~2か月に1回耳の穴から1㎝まで!赤ちゃんや子供は耳鼻科が安心
耳掃除の頻度は1~2か月に1回が目安。自分で耳掃除をするとき、子供の耳掃除をするときには綿棒や耳かきで奥まで突っ込んではいけません。耳の毛が生えている入口から1㎝までにしましょう。
赤ちゃんや子供の場合、耳の中を傷つけたり、奥に突っ込んでしまうリスクがあるので、お風呂上りなどに耳の穴の外側をぬぐうだけで十分。
耳垢が詰まっているなと思ったら耳鼻科でとってもらえます。耳掃除は保険がきくので、3割負担でも1000円くらいでやってもらえます。
風邪をひいたときに耳鼻科へ連れていくと中耳炎になっていないか診るついでに掃除してもらえますよ。
うちの子は耳かきや綿棒は嫌がるので耳鼻科におまかせです。
でも、ライト付きの耳かきは持っていて、これで耳の中を照らして耳垢が詰まっていないかをチェックして耳鼻科にいくタイミングをみています。
子供がじっとしてくれているなら入口にある耳垢をピンセットでとることも。
吸引器は耳の中を傷つけないので安心ですね。
耳掃除はまったくやらなくても大丈夫ですし、多くても1か月に1回にしましょう。子供も大人も耳掃除は入口だけにとどめましょう。
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