「うちの子毎日便が出ていないみたい…」
子供の便秘、気になりますよね。毎日出ているかどうかだけでなく、健康な便が毎日出ているかどうかも大事なポイントです。病院に行くべきかどうかの判断の目安や、健康な便を出すためのポイントをご紹介します。
子供の便秘度をチェック!
1便秘の回数
□排便回数が週に3日以下
□続けて5日以上排便がない
2便の状況
□排便時に痛がる
□食欲がない
□コロコロした便が何回も出る
□おなかが張っている
□排便時に出血がある
□少ない便しかでず、週に1回くらい大量の便が出る
1と2の両方に1つ以上当てはまる場合は病院を受診したほうがいいでしょう。
健康な便とは?
健康な便とは、
- 週に3日以上排便がある 週に3日までなら便秘ではないとされています。
- 便意を感じ、トイレに行くとスムーズに排泄ができて排便後にすっきり感がある。 小さなうんちがコロコロでるだけでは毎日出ていても健康な便とは言えません。
- なめらかなバナナ状の明るい茶色の便 固く黒い便は水分が少なく排便しにくい便です。
便秘の予防のためにできることは?
規則正しい生活を送って、排便のリズムをつけることが大切です。食事は三食きちんと食べる、起床、就寝を毎日決まった時間にしましょう。腸や肛門は刺激を受け取って便を体の外へ押し出そうと動きます。この刺激は自律神経が伝達しているので、自律神経のバランスを整えることが大切。自律神経は、規則正しい生活によってバランスが整います。
便秘かな?と思ったときにできること
ちょっと便秘気味かも?と思ったときには、1週間でいいので排便日誌をつけてみましょう。排便日誌には、
- 便が出た日時
- 便の硬さ、量
- おなかの具合 痛がっている、張っているなど
- その日の生活 行事や風邪をひいたなど
排便日誌をつけることで、排便のリズムを把握したり、行事やテストなどがあると便秘になりやすいなど生活と排便の関係がわかります。
浣腸・座薬・下剤は使ったほうがいい?
2~3日出ないなど軽い便秘の場合は浣腸、座薬、下剤など市販薬をつかっても大丈夫です。ただ5日以上出ないなど重い便秘の場合は、下剤を使うのはよくありません。肛門の近くの便は硬いままなのに、上から緩い便が下がってくるのでおなかが痛くなってしまいます。まずは、浣腸や座薬で硬い便を取り除く必要があります。
浣腸や下剤を使っても治らない!癖になっている?
浣腸や下剤は便を出して直腸を空にするためのもので、便秘の原因そのものを解消するわけではありません。ですので、浣腸や下剤をやめればまた便秘になります。くせになっているわけではなく、ためグセを治すには便を出す必要があるので、薬は使い続ける必要があります。市販薬で効かない場合は、病院で薬を処方してもらいましょう。